パラッツォ・モーロの夜会 — 仮面舞踏会

仮面舞踏会 · 2026-07-15

パラッツォ・モーロの夜会—仮面舞踏会のマーダーミステリー

真夜中、パラッツォ・モーロで仮面が外される——だが一人の客だけは、二度と仮面を外さなかった。

舞台
仮面舞踏会
難易度
中級
容疑者
6
推定時間
25–35 分
アクセス
プレミアム

事件概要

真夜中、ルクレツィア・モーロ伯爵夫人が仮面を外すよう告げ、二百人の客が一斉に素顔を見せた。ただ一人を除いて。ビアンカ・サルトーリ——この一世代でヴェネツィアが生んだ最高のソプラノ——は、運河を見下ろすロッジアのベンチにひとり座っていた。肋骨の下にはスティレット。仮面は、まだ顔に着けられたままだった。

ロッジアへ入るには地図の間を通るほかなく、その部屋は十一時から施錠されていた。あの晩、廊下を通ったのは六人——女主人、執事長、そしてビアンカのオペラと金の世界から来た四人の客。花火は十二分間続いた。その十二分間について、六人が語る足取りを裏付けられる者は、誰もいない。

三日前、ビアンカは引退を発表していた。そして回想録の出版も——「私への借りのすべてを、名前ごと書き記す」と。草稿は六章。水門に残された原稿箱からは、一章だけが消えている。あの晩仮面の下にいた誰もが、どこかの章を葬りたい理由を持っていた。

被害者

ビアンカ・サルトーリ

欧州にその名を馳せたソプラノ歌手

三十八歳。万人に愛され、執念深いことで知られた。カンナレージョの仮面工房からヨーロッパの大歌劇場へと駆け上がり、その道中で手を貸した者も行く手を阻んだ者も、すべて帳面につけてきた。出版社は認めている——彼女の回想録は、名指しの清算簿そのものだと。

容疑者

ルクレツィア・モーロ伯爵夫人

女主人、モーロ家最後の一人

この舞踏会は館を救うためのものだった。モーロの家名は屋根の梁まで抵当に入り、回想録はその身代がいかに失われたかを蒸し返す。花火の間はゴンドラ乗りたちの世話をしていたと言うが——彼らの誰一人、夫人を見た覚えがない。

アウレリオ・ダンティ

指揮者、かつての恩師

ビアンカを見出し、育て上げ、十年前にシーズン半ばで公然と捨てられた男。舞踏室の指揮台を離れていないと誓うが——彼のペスト医師の仮面はロッジアの階段で見つかり、いつ失くしたのか本人にも言えない。

アレグラ・フィオレッリ

代役のソプラノ歌手

十年間、どのプログラムでも二番目の名前。ビアンカが決して手放さない役を待ち続けてきた。彼女のコロンビーナは金のリボンまでビアンカのものと瓜二つ——あの晩、「サルトーリ」に捧げられた乾杯に、アレグラが会釈を返した場面が二度あった。

バルダッサーレ・グレコ

興行主兼出資者

ビアンカの名前を担保に、三シーズン分の巡業契約を抱えている。引退すれば、すべてが紙屑になる。客の携帯電話が 11時26分、地図の間の廊下にいる彼を捉えていた。グレコは時刻表示の誤りだと言い張り、自分の足取りは一切語らない。

トンマーゾ・リエッリ

仮面工房の主人

ビアンカが着けた仮面は、すべて彼の工房から生まれた。出版社によれば、回想録には「大いなる名の下で売られた贋作」の章があるという。遺体発見の前、リエッリはゴンドラで館を離れ——腰まで濡れて戻ってきた。

オッタヴィオ・スカルパ

パラッツォ・モーロの執事長

地図の間の鍵を持つのは、伯爵夫人のほかに彼だけ。十一時に施錠したと誓うが——錠前は十時半以降に鍵が回された形跡を示していない。かつてビアンカは、ミラノのさる屋敷から彼を追い出させたことがある。本人は「覚えがない」と言う。

関係場所

  • 運河のロッジア犯行現場
  • 大舞踏室出入り自由
  • 地図の間立入制限
  • 伯爵夫人の私室立入制限
  • 水門の船着き場出入り自由

証拠記録

  1. E-01地図の間の書き物机から持ち出され、拭き清められたスティレット
  2. E-02検死官の推定:死亡時刻は十二分間の花火の最中
  3. E-03ビアンカのダンスカード——真夜中の欄が掻き消されている
  4. E-04水門の原稿箱:六章のうち一章だけが欠けている
  5. E-05客の携帯電話が捉えた地図の間の廊下の写真(11時26分)
  6. E-06ロッジアの欄干に引っかかっていた、千切れた金の仮面リボン

捜査プロフィール

  • 仮面のクローズドサークル:容疑者六人、施錠された廊下一本、十二分間の花火
  • 全員が回想録のどこかの章を恐れていた——ビアンカがロッジアにいると知り得たのは誰か
  • ここでの証言が保証するのは衣装であって顔ではない。真の謎は「誰が誰だったか」にある
  • 推奨手順:告発の前に、誰がどの仮面を着け、それが最後に目撃されたのはいつかを整理すること
  • 仮面舞踏会
  • 隠された素性
  • 刺殺
  • 上流社会

事件ステータス

未解決

犯人の正体は事件エンジンの中に封印されています——あなたの捜査が始まる瞬間にその場で生成され、同じ展開をたどる捜査は二つとありません。真相へ通じる道は、尋問室だけです。

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この事件について

「パラッツォ・モーロの夜会」は無料で遊べますか?
本作はプレミアム事件で、無料の看板事件ではありません。ただし新規登録時に付与される 100 ウェルカムクレジットは、この事件の捜査にもそのまま使えます。
この仮面舞踏会事件の難易度は?
難易度は「中級」。容疑者は六人、しかも全員が一晩中仮面の下にいました。証言が保証するのは衣装であって顔ではなく、アリバイの検証は素顔の事件よりずっと厄介です。
解決までどのくらいかかりますか?
25〜35 分を見込んでください。花火の十二分間を再構成するには、六人の容疑者への複数回の突き合わせ尋問が必要になるはずです。
仮面は尋問にどう影響しますか?
容疑者が見たのは衣装であって、顔ではありません——AI はそこを突いてきます。犯人は追及されると嘘をつき、正直な目撃者も本気で人違いをしているかもしれません。目撃証言を信じる前に、まず身元を確かめること。

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